2008年度グッドデザイン賞受賞、再生建築により美しく蘇ったマンションをご紹介します。
場所は目黒区鷹番。
根強い人気の東急東横線、学芸大学駅から徒歩8分ほどで到着します。
学芸大学と言えば駅周辺の西口・東口どちらも商店街で賑わい、日々の暮らしに困ることのない街。
都心へのアクセスも良く、急行列車も停車するので渋谷へ2駅最短7分、あっという間に着いてしまいます。
東口の商店街を抜けて歩いていくと見えてきた、築54年の年月を感じさせない美しいマンション。
2007年に「リファイニング建築」によって外観デザインと室内が大幅に刷新され、
2008年度にはグッドデザイン賞を受賞したことからも街に溶け込むスタイリッシュな佇まいが見て取れます。
※リファイニング建築とは?
建築家青木茂氏が1999年に提唱した再生建築手法。
リフォームやリノベーションとは異なり、軽量化や耐震補強によって既存建物の耐震性能を現行法レベルまで向上させることが出来ます。
既存構造躯体の約80%を再利用しながら、建て替えの約60~70%のコストでデザインの転換や用途変更、設備一新を行う手法です。
ご紹介するのは8.4畳のダイニングルームと6畳の洋室からのある1DKタイプのお部屋。
1階のお部屋ですが、ダイニング・洋室ともに二面採光で窓が多く、思った以上に明るさのある空間です。
清潔感のあるタイル使いが特徴的なダイニングルーム。
キッチンはカウンターキッチンで、あえて吊り戸棚をなくしたためか圧迫感を感じません。
その分の収納はシンク下と背面にしっかり。欧州仕様の洗濯機も設置されています。
キッチンの横にはその他の水回りが集約。
バスルームには浴室乾燥機もあり、生活の質を上げてくれる設備があらかじめ用意されています。
奥の洋室にはテレビボードを兼ねた収納スペースが並びます。
中央のテレビボード部分を挟んで左側はポールラック、右側は高さ可動式の収納棚。
それぞれ異なるタイプの作りになっているので、衣類、雑貨、本など無駄なく収納出来そうです。
バルコニーは少し変わった作りのL字型。
細長いのでくつろげるようなスペースではありませんが、面積として見るとそこそこの広さがあるように感じました。
採光は南東向きですっきりと、目覚めも良さそうです。
充実した設備のある、内外ともに美しく再生されたマンション。
暮らしに快適さを求める方におすすめのお部屋です!
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