樹木園との一体感が心地よい、経堂の木々に浮かぶ家

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経堂は、大谷石に板塀、瓦葺きの木造住宅、垣根など、農村だったころの風情がまだまだ残っていて、散歩するたびにのんびりしていていい町だなぁなんて思っていましたが、まさかこんなマンションがあるとは思いませんでした。

世田谷区では、なるべく緑地や自然を残していこうという取り組みが盛んで、木々が豊かな敷地を市民緑地や特別保護区として公開しています。
このマンションは、世田谷区に４つある特別保護区（成城、千歳烏山、経堂、深沢）のうちの一つが目の前という、希少な立地です。
目の前というより、同じ敷地に建っている感覚です。

リビングからは、広い空を背景に桜などの木々が顔をだし、時折小鳥のさえずりが聞こえました。

この景色をゆっくり楽しめるようにという粋な計らいからなのか、窓は天井まで届くハイサッシュ。寝っ転がってもこの景色が削がれないよう、バルコニーも透明です。

リビングからは開放感という西洋芸術的な眺望を楽しめますが、リビングと続き間の和室からは、障子をちょっとだけ開けてみる、和風芸術的な眺望も楽しめそうです。春夏秋冬、四季それぞれの景色を楽しめるお部屋です。

余談ですが、経堂五丁目特別保護区を管理している『世田谷トラストまちづくり』のホームページによると、ここの池は湧水だそうです。

お部屋は、クロス張替とクリーニング済みです。廊下や扉にはガラスをはめ込み、彩光にも配慮がなされていて、お部屋のどこにでも光が届く設計です。

撮影時にはリビングに暫く居てしまいましたが、本当に静かで心地よい空間でした。
もう一つ、エントランスを出て左を見ると、大きな古い木の門が目に留まります。なかなか見ることがなくなった立派な門です。昔からの地主さんの家なのでしょうか、こういう町並みは遺してほしいなぁなんてしみじみ思いました。

リビングからの景色だけでなく、町並みもおすすめの、経堂のマンションです。
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世田谷区　経堂　千歳船橋　小田急線